昔のガラスの保存容器・大きなガラスのフタつき瓶
昔のガラスのフタつき保存容器 |
高さ 31cm | |
幅 18cm | |
奥行き | |
<左>
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高さ 31cm |
幅 16cm |
奥行き |
<右> ¥2500 |
みなさんの身の回りにも、ガラスがいたるところで使用されているのではないでしょうか?
ガラスではなくてはならない部分から装飾品まで、
今やガラスは私達の生活にはなくてはならないものの一つでもあります。
そのガラスの歴史は遡っていくと5000年以上昔にまでたどり着くのだそうです。
5000年も昔からガラスは作り出され、歴史的変遷を経て発展してきました
ガラスが一つの産業として形を成すようになったのは、12世紀になって出現したベネチアングラスからです。
ベネチアングラスとは、ステンドグラス・ガラスモザイク・酒盃・鏡・窓ガラス・シャンデリア などの製造をし、
当時のヨーロッパのガラス市場を独占していました。
その製造技術は、ベネチア共和国のムラノ島にガラス工を封じ込める事により、
技術漏洩を阻止、色ガラス・エナメル彩・鍍金・カットなど装飾加工技術を高度に発展させ、
他の追随を許すことなくヨーロッパにおけるガラス市場を独占することに成功していました。
ところが16世紀になると徐々に、ムラノ島からのガラス工の逃走などによりガラス製造技術が流出し始め、
その製造技術はヨーロッパ各地に広がりはじめる。
そして、その流出した製造技術が17世紀になるとチェコのボヘミア地方で、
高い透明度と高屈折率をもったボヘミアングラスが作り出された。
ボヘミアングラスは今なお高級ガラスで名高いものであるが、この地方独特の条件などが重なり、
ある意味仕方なく成されたことが結果として、高級ガラスを生みだす事となった。
一方、17世紀後半にイギリスでは鉛クリスタルガラスが開発された。
これは、ボヘミアングラスよりもさらに屈折率が高く、高級感、加工のしやすさなどに優れ、
またたく間に世界中に広がっていった。
この鉛クリスタルガラスは江戸時代に江戸切子・薩摩切子にも受け継がれており日本のガラス産業にも大きな影響を与えている。
(薩摩切子は1863年に途絶えており、現在のものは当時の加工法を再現したものだそうです)
また、イギリスではこのときにガラスの溶融に「ネコつぼ」を開発。
それまで薪を使用して溶融していたのを石炭にかえることに成功、
溶融ガラスとガスの接触や異物の混入などをなくすことが出来るようになった。
このネコつぼは現在でも少量のガラス溶融に使用されているものであり、
このネコつぼの完成度の高さが分かる。
(逆からゆうと17世紀後半からあまり変わっていない・・・)
これらの事からお分かりいただけるであろうか?
現在のガラス加工技術のすべてはベネチアングラスに源流を見出す事ができるのである。
ガラスはあくまでも装飾用の工芸品でしかなかった。
しかし、18世紀の産業革命よってガラスも大変革を迎える。
ガラス工業時代の到来である。
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